– 2020年1月12日 –
台湾の立法委員スタッフ(日本でいう国会議員秘書)にスマート名簿の導入背景と導入効果についてお話をお伺いしました。
まずは、蔡英文総統の再選おめでとうございます。
開発者 佐野泰弘
ご担当者
ありがとうございます。3月頃から香港における民主化デモが継続して行われていた中での選挙準備でしたが、結果的に圧勝で終わって安心しました。
導入背景を聞かせてください
開発者 佐野泰弘
ご担当者
私が所属するチームでは新しい試みを挑戦することが決まっていました。特にITを使った地上戦です。
地上戦ですか、面白いですね!弊社が最も得意とするフィールドですので。
開発者 佐野泰弘
ご担当者
残念ながら台湾国内のITサービスでは選挙を専門にしたツールはありませんし、中国本土のベンダーにも立場的に頼ることができません。そこで、今回ファストワークスさんに依頼したのは、私自身が日本の留学経験があり、日本語でのコミュニケーションが取れること、そして、再三になりますが、今まで試したことのない選挙戦術を上層部から求められていたことがあります。そこで目を向けたのが日本のITベンダーです。色々なワードで検索しました。選挙×ITとかGoogleMapとか。そこで目にしたのがスマート名簿です。Googleマップを使った面白いソリューションだなと。これを元に激戦区である新北で斬新な展開ができないかと、早速ファストワークスさんに相談しました。
覚えてますよ。あの時の超怪しい電話ですよね?(笑)
開発者 佐野泰弘
ご担当者
ごめんなさい(笑)。でも途中から一生懸命に話を聞いてくれて、その日のうちにこちらのやりたい事を「こうしたら実現できますよね?」って話とともにオンラインデモを見せてくれて…あまりにレスポンスが早くて「この会社は頼っていいんだな」と思いました。それと実際に責任者が台湾に来てくれるという話にも安心しました。だからこそ上層部にかけあって人員を倍増させました。
「どうせやるなら思い切り」という弊社提案でしたね。
開発者 佐野泰弘
ご担当者
正直ドキドキしてましたよ。終わってみれば楽しかったですが…。でもスマート名簿の開発者が事務所に入ってくれたので安心感がありました。日本では戸別訪問って呼ぶのでしょうか?スマートフォンに慣れた部隊を1週間前に50人集めたのですが、ファストワークスさんが「それでは足りないから100人にしてください」って(笑)、急遽さらに50人集めましたけど。あの時は大変でした。
実際の効果はどうでしたか?
開発者 佐野泰弘
ご担当者
10月頃までは新北市が激戦区と言われていたのですが、選挙前に先手で大々キャンペーンを打てたのは大きかったです。相手陣営もまさかの動きだったと思いますね。バスやビルのラッピングと日程を合わせるように「今は待ちましょう」とファストワークスさんの提案がありましたし、新北市以外にも保険をかけるように少数精鋭部隊をまわしていました。
その後、2020年1月11日の選挙まではどうでしたか?
開発者 佐野泰弘
ご担当者
ファストワークスさんがネットで遠隔管理してくれていましたので、安心して活動を継続しました。困ったことがあればLINEのビデオ通話でフォローしてくれていましたし、台湾と日本の時差は1時間しかなく、あたかも隣にいるような感覚でフォローしてくれてありがとうございました。