移動式期日前投票所について

移動期日前投票所とは大型車両に投票箱や選挙機材を搭載して各地域を巡回し、その車両の中で有権者が投票を行うものです。昨年4月に行われた衆議院静岡4区の補欠選挙でNHKが記事に取り上げた事もあります。

この時は緊急事態宣言下もあり新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、投票所の数を増やしたり投票時間を延長したりして、有権者を分散させる取り組みを進めるという趣旨ですが、この移動期日前投票所自体はコロナ禍以前から総務省が取り組んでいたもので、むしろコロナ禍によって密を避ける為にも導入が進んだと言っても良いと思います。

そもそも超高齢化社会と地方過疎化によって社会的には様々な問題がありますが、人口減による投票区見直し、つまり投票所が減る事による投票率低下もその一つ。買い物難民ならぬ選挙難民対策の施策という事です。ちなみに来月4日告示日となる千葉県知事選では銚子市他が取り入れています。

選挙期間中は有権者に投票を呼び掛けても良いので、もし自分の選挙において移動期日前投票所が設置されるのであれば選挙期間中の活動に影響を与えるのは確実です。

電話掛け
これは真っ先に思い付く方法でしょう。移動式投票所が設置される周辺地域の方々に「明日、お近くの〇〇駐車場に移動投票所が午前9時から正午まで設置されます。どうかご支援の程をお願いいたします。」と支援のお願いを添えます。

選挙運動用通常葉書(法定ハガキや公選ハガキと呼ばれるもの)
期日前投票所の案内を記載する候補者は多くいますが、移動式投票所の設置案内を記載するのも効果的でしょう。そうなると葉書のテンプレートが複数になりますが、選挙期間中は告示日以降、意外にやれる事が少なくて陣営は時間的にもゆとりが生まれやすいです。移動式投票所の周囲地区別に専用の葉書を出せれば非常に効果的だと思います。

以上、コロナ収束後にも取り組みが進むと思われる移動式投票所について、個人的な考えをまとめてみました。