静岡県議会議員の事例

駅頭から個別訪問に活動中心をシフトしました。

– 2018年10月24日 –
静岡県議会議員にスマート名簿の導入背景と効果についてお伺いしました。

お忙しい中ありがとうございます。まずは導入背景を教えてください。
開発者 佐野泰弘
開発者 佐野泰弘
静岡県議会議員
静岡県議会議員
以前の落選経験から、選挙は如何に相手と差をつけるか、つまり相手が真似出来ないことを実践するに尽きると感じていました。そう考えると毎朝の駅頭は効率が悪いのかなと。そもそも駅立ちという行為が有権者のお役に立っているとは思えませんし、同じ駅に相手の候補者が立っている事もよくあります。私の選挙区では、前回投票率が35%で、そのうちの半数以上が65歳以上の方々です。基本的に毎朝駅を利用するといった生活慣習にありません。限りある自分の時間をどう有効に使うか考えている時にスマート名簿の存在を知りました。
スマート名簿を導入した効果について教えてください。
開発者 佐野泰弘
開発者 佐野泰弘
静岡県議会議員
静岡県議会議員
支援者や有権者を単に電子地図上に落とすだけなら色々なサービスがありますが、それらよりスマート名簿が優れている点は、その訪問感覚が一目で分かることです。この機能のおかげで行動の優先順位がはっきりと視覚化され、無駄のない動きができるようになりました。基本的に紹介ベースの個別訪問を行なっているのですが、紹介してくださった支援者の方から「もう挨拶に行ったの?」あるいは「また紹介してあげるからね、待ってて」と言った嬉しいお声を頂けております。
いい連鎖ですね!その他の効果があれば教えてください。
開発者 佐野泰弘
開発者 佐野泰弘
静岡県議会議員
静岡県議会議員
名簿はExcel、宛名ラベルは年賀状ソフトにExcelを読み込ませて出力するやり方だったのですが、一番厄介で余計な時間を費やしていたのが何といっても名簿の重複です。例えば、斉藤と齋藤、高橋と髙橋、山崎と山﨑といった異なる漢字が存在する苗字の場合、その人によって異体字に敏感な方もいらっしゃるので、こちらで一方的に統一する訳にもいきません。結果的に同一住所に、斉藤太郎さんと齋藤太郎さん、高橋和子さんと髙橋和子さん、山崎一郎さんと山﨑一郎さん、という明らかな重複名簿が多数存在してしまい、郵送費用の抑制、また一枚でも多くの法定ハガキを出すべく定期的に名簿の重複整理をしていました。今振り返ると、この作業に意外と膨大な時間がかかっていたのですが、スマート名簿導入後は名簿を登録する前に重複を防ぐことができるので、今までの重複整理の時間が見事に無くなりました。また宛名ラベルもスマート名簿から簡単に出力でき、名簿管理も宛名ラベルもスマート名簿一つで助かっています。
最後にご感想をお願いします。
開発者 佐野泰弘
開発者 佐野泰弘
静岡県議会議員
静岡県議会議員
名簿の重要性を改めて感じました。上がってきた名簿に対し陣営からのお礼の電話で済ませるのではなく、すかさず候補者本人が訪問することが最も支援の輪が拡がります。ルーティン化した駅頭のように浮動票を掴むような戦術ははっきり言って効果がありません。やらないよりはやった方が良いとは思いますが、時間・体力には限りがあるので、日中の個別訪問に集中しています。本当に支援に繋がる行動に集中するべきです。また、強い名簿があるということは、選挙戦終盤で効果を発揮しますし、選挙終盤の「最後のお願い」や「票の上積み」を頼め、本当にあと数票をたたき出せるのは、近くにいる支援者だと思います。
お忙しい中、貴重なお時間を頂きありがとうございました!
開発者 佐野泰弘
開発者 佐野泰弘

※ここでいう個別訪問とは、保有名簿に基づいた選挙期間外における政治活動上の後援会拡大活動等を表しており、公職選挙法138条1項の戸別訪問(選挙に際し投票を依頼したり、または投票を得させないように依頼する目的)とは区別しております。